道具・材料紹介 公開日:2014/10/06
椅子の座枠のそこに釘で張って、スプリングや詰め物など座面全体を支える基礎材料。
引き板を使って少しのたるみもないように強く張ります。
引き板を使って少しのたるみもないように張った力布は
15mmの釘で座枠に固定します。
力布の張り具合でクッションの硬さが微妙に変化し、坐り心地を左右します。
戦中から戦後まで、輸入品の新しいテープの使用が禁止されていた時代は穀類を入れる黄麻製の袋、
通称ビールズックをテープ状に切って使っていました。
現在は綾織の麻テープが主流です。
この力布を引き板で引っ張り
マグネットハンマー(かなづち)
で椅子の座面に張り
バネを吊り、土台を手作業で作っていく作業は
椅子張り検定試験にもなされている技法です。
椅子張りにおいて一番の基礎となります。