約80年前のイギリスで製造された組み型コイルバネ使用の一人掛け馬蹄チェア-の座面張り替え

椅子の張り替え事例    公開日:2023/02/08

1つ目は、約80年前のイギリスで製造された、組み型コイルバネ使用の一人掛け馬蹄チェア-の座面張り替えです。

1.約80年前のイギリス製品との事で、座面のボリュ-ムは馬毛で形成されているのかと思い剥がしてみますと植物類が綿に包まれていました。

土台のバネも、コイルバネでバネ吊りされているのではなく、コイルバネの固定組みバネでした。

 

 

 

 

2.バネ被せは型に縫製し、張り、上部はズレ防止にセル糸で固定し、お客様とのご相談にて硬めのウレタンに新品交換させて頂きました。

 

 

 

 

 

 

3.バネの歪みを直しつつ、張り生地はオフホワイト色生地でのパイピング縫製にて、本体はアンティーク調色のグリ-ン色にて張り替えさせて頂きました。

 

 

 

2つ目は、ボリューム感ある座面で、デザインがお好みの一人掛け椅子と二人掛け二人掛け椅子の座面張り替えです。

1.こちらの椅子につきましては、お客様からのご相談で

背中を後ろにもたれるとお尻が後ろ下に落ちてしまう、との事でした。

座面のデザイン的に、わざわざ後ろが下がるようにウレタンもカットされていました。

その上、非常に柔らかいウレタンだった為に後ろに落ち込んでしまう状態でした。

 

 

 

 

 

2.ウレタンにつきましては、ご相談にて、後ろ側に捨てゴムを入れ、現状より少ししっかり目に

チップとウレタンにてボリュームを出し新品交換させて頂き、張り生地は赤色のスエ-ド調の生地で張り替えさせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

3.こちらの椅子は、本体と座面の骨組みが、ダボ差し込みが無く合わせはめ込み式の為に、

本体はめ込みの後ろ部分が落ち抜けてしまっていたので、厚めのプレ-トにて4ヶ所固定させて頂きました。

 

3つ目は、お母様がずっと大切にお使いだったパイプ椅子の張り替えです。

1.こちらは、現在は座る用ではなく、物を置く為にご使用との事。

背上部の劣化部分には、お母様によるナイロンテ-プが巻かれていました。

思い出深い大切な椅子で、張り替えて大事にしておきたい、とのお話しでした。

 

 

 

2.同様の硬さのウレタンに新品交換させて頂き、同様のサ-モンピンク色の張り地にて張り替えさせて頂きました。

 

 

 

 

 

お客様には、全て綺麗に蘇った、とお喜び頂きました。

ありがとうございました。

 

 

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